国試の勉強をしないといけないのはわかってるけど、やる気が出ない…
先生や親からもプレッシャーをかけられて、もう逃げ出したい…
「どうしたらモチベーションをあげられるの?」とお困りの学生さんへ、おすすめの本を見つけましたのでご紹介したいと思います
こんな人に読んでほしい!
- 勉強のやる気が出ない人
- 勉強が苦しくて逃げ出したい人
- ついついサボってしまう人
本の概要
[著者]
パク・ソンヒョク
四方を田畑と海に囲まれた片田舎の村で育つ。塾さえもない不十分な環境で周囲より遅れて勉強を始めたが、「心」を鍛えれば環境や頭脳は何の問題にもならないことを固く信じて取り組む。その結果、ソウル大学法学部、延世(ヨンセ)大学経営学部、東新(トンシン)大学韓医学部に同時合格する快挙を達成して周囲を驚かせた。そして、「みんなの夢が叶うように助ける」という自身の使命宣言に従い、8年かけて本書を執筆。韓国で累計45万部を超えるベストセラーとなる。
キーワードは「心」
勉強は「頭」でするものでなく「心」でするもの
この本では、「決心」という単語が100回以上出てきます(章などのタイトル含む)
このことからもわかるように、著者は勉強をするうえでなによりも大切なものは「心」だといっています
著者はこの真理に気付いてから、「心」を入れ替えただけで人生が大きく変わったからです
心を入れ替えることならば、お金も準備期間も必要なく、今この瞬間から取り組めそうですよね
具体的にどのような心構えが必要なのか、特に印象に残ったことを3つお伝えします
必要な心構え3選
- いきなり勉強が面白くなるはずがない
- 「21日の法則」でよい習慣を身につける
- 怠惰から抜け出すには「失敗」と決めつけない
以下、本文を引用しながら詳しくお伝えしていきます
いきなり勉強が面白くなるはずがない
上達するまでは面白くないのが当たり前です。自ら進んで苦労を受け入れ、十分に取り組むまでは、結果を得ることができません。ですから、勉強が面白くなるかどうかは、ほとんど「忍耐力」の勝負なのです。
勉強が好きだから面白いと思えるのではなく、とことん勉強したから面白くなる瞬間に出会うことができ、好きになる。ということですね
私も大学2年の4月に、一種の勉強をしようと参考書を開いたときはちんぷんかんぷんで、「やっぱりやめようかな」と思うことがありました
しかし、「大学2年で第一種放射線取扱主任者試験に合格する!」という強い覚悟を持ち勉強していくうちに、だんだんと要点がわかるようになり、過去問も解けるようになりました
過去問が解けるようになると嬉しいですし、勉強することが苦痛ではなくなりました
絶対にわかるようになる日が来ると信じ、繰り返し勉強することで「面白くなる瞬間」を迎えることができたのだと思います
今は「勉強なんて面白くないしやる気も出ない」と思っている人も、本気になって走り出し、粘り強く勉強すれば、いつか必ず素晴らしい瞬間に出会えます
「21日の法則」でよい習慣を身につける
ある行動を習慣にしたければ、とりあえず21日間、根気強く同じ行動を繰り返す必要があります。〔中略〕「習慣」というラベルをつけて脳に保存しておけば、いちいち苦労しながら努力しなくても、体に染みついた習慣が自動的に発揮されるでしょう。
「これからは、朝早く起きて勉強しよう!」と決意したはずなのに、三日坊主で終わってしまった…
という経験がある人も多いのではないでしょうか。恥ずかしながら、私もその一人です
起きたい時間の30分前からアラームをかけたり、スヌーズを設定したりしてみましたが、どうしても「まあいいや」という気持ちが勝ってしまっていたのです
しかし「21日の法則」を知り、とりあえず21日間続けることを目標にしてみると、だんだんと早起きが難しいものではなくなりました
脳が「習慣」として受け入れてくれたのだなと、実感しました
この本では、「勉強の意欲を生む7つの習慣」が紹介されています
- 背筋を伸ばして座る
しっかり座らなければ、しっかり勉強することはできない - ながら勉強をやめる
研究の結果、「マルチタスク」はエネルギーの浪費にしかならなかった
など、今すぐ行動に移せるものばかりです
21日間頑張って耐えることができれば、その後は無意識に実行できるようになります
たったの3週間です。お得だと思いませんか?
怠惰から抜け出すには「失敗」と決めつけない
怠惰から抜け出すには、たった一つのことを決心すればいいのです。それは、前のような怠け者に戻ってしまったとき、なまじ「失敗」と決めつけないことです。
勉強が面白くなる瞬間に出会えるまで、苦しくても耐え抜こう!
良い習慣を身につけるために、21日間は頑張ろう!
と決意しても、どうしても心が負けてしまう瞬間があると思います
そんなとき、「やっぱり自分はダメだ」と開き直り、「失敗」のラベルを貼ってしまうと怠惰から抜け出せません
そこで、自分の行動を「失敗」ではなく「ミス」として受け止めるようにしましょう
「ミス」とは、やり直しが可能な誤りのことです
もし早起きすることができなかったとしても、その日一日の勉強が何もできなくなるわけではないですよね
「朝遅れた分、いつも以上に集中しよう」「ご飯の時間や休憩を短くして勉強時間を確保しよう」など、ミスは取り返すことができます
そして、なぜ早起きすることができなかったのか分析し、明日こそは早起きするぞと再び決意すれば良いのです
心が負けてミスを犯したとしても、諦めず再度挑戦しましょう
まとめ:勉強はまず心から
国試や一種の合格には、「どんな参考書を用いてどのように勉強するか」、「どの科目をどの程度勉強するか」も、もちろん大切です
しかし、心ここにあらずではしっかり勉強したとは言えず、「心の姿勢」も大切になってきます
このブログでお伝えした内容は、本に書かれている心構えのほんの一部です
この本には、著者が「心の姿勢」を正していく中で得た気づきが詰まっています
その気づきに触れることで、読み終わった後にはきっと、勉強モチベーションがぐんと上がっているはずです!