第1種放射線取扱主任者試験(以下、1種)に合格すると、就活で有利って聞くけど、本当なの?
多くの時間を費やしてまで勉強する価値があるのかな?
大規模病院は目指してないし、就職できればどこでもいいから、自分には関係ないでしょ?
1種について、そんな風に思っている学生さんも多いのではないでしょうか?
結論をお伝えすると、就活ではもちろん有利になりますし、1種合格で得られるメリットは他にもあります
この記事では、大学2年生のときに1種に合格した私が、実際に就活を行って感じたことをお伝えします
今は1種を受ける気がない人も、この記事を読んで考えが変わるかもしれませんので、最後までご覧ください
こんな人に読んでほしい!
- 1種合格はなぜ就活で有利なのか知りたい人
- 1種合格のメリットを知りたい人
- 1種を受ける気が全くない人
第1種放射線取扱主任者試験の概要
すでにご存知の人も多いかと思いますが、念のため示しておきます
R6年度合格率 | 32.3% (受験者数3,122人 合格者数1,088人) |
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合格基準 | 課目ごとの得点が5割以上、かつ、全課目の合計得点が6割以上 |
受験資格 | 学歴、年齢、性別、経験等の制限なし |
受験料 | 第1種試験 14,800円 |
試験日 | 毎年8月下旬頃 |
就活で有利になるの?
冒頭でもお伝えしましたが、なります!
概要に示した通り、1種の合格率は30%台です
ということは、1種に合格した=学生時代に勉強を頑張った。真面目に物事に取り組んだ。という証明になります
履歴書では通常、志望動機や自己PRなど、文章で自分をアピールすることが重要ですが、魅力的な文章を考えるのは難しいですよね
しかし1種に合格していれば、資格欄に「第1種放射線取扱主任者試験 合格」と記載するだけで、十分に自己アピールすることができます
さらに、「コツコツ勉強して1種に合格した」ことを自己PR欄に記載することができるので、記載するネタに困ることもありません
私も、4年生になり就活を始めてから気付いたのですが、1種合格への勉強自体が就活準備になっていました
就活そのものは4年生にならないと始められませんが、1種の受験は2年生からできます(1年生でも受験資格はありますが、現実的ではないので)
4年生になると、就活と並行して国試対策や卒研も行わなければなりません
1種合格という「実績」・合格へ向けて勉強したという「経験」をもっていると、履歴書作成や面接対策で悩むことがなくなり、就活の負担が減るはずです
就活以外のメリット
就活で有利なのはわかったけど、そんなに頑張って1種に合格しなくても、場所を選ばなければ就職できるでしょ。自分には関係ない話だな
と思った人もいるかもしれません
確かにそうです。1種に合格していなければ就職できない、なんてことはないです
しかし、診療放射線技師として働くためには、絶対条件がありますよね
そうです。国試に合格することです
私がお伝えしたい「1種合格で得られるメリット」とは、「国試対策にもつながる」ということです
国試にも関係するのであれば、診療放射線技師を目指す全ての人に関係があるといえるのではないでしょうか
1種の出題内容と国試の出題内容は、重なっている部分もあるから、ということもありますが、それだけではありません
1種に合格するには
- 勉強時間を確保する
- 効率よく勉強する
- 効果的に暗記する
などの勉強に対する姿勢も大切であり、合格に向けて勉強する過程で習慣化されていくものだと思います
勉強以外にもバイトや遊びなど、やりたいことがたくさんある中で、勉強時間を確保して取り組んだ経験は、その後も変わらず生かされるでしょう
1種も国試も、「参考書を読む→自分なりにまとめる→白い紙にアウトプットする→もう一度確認する」という流れは同じであり、1種のときの勉強法は、国試対策にも応用することができます
また、「国試よりも難易度の高い1種に合格した」という経験は、自信につながります
2,3年生のうちに、1種に向けた勉強で土台作りをしておくと、4年生になってから勉強方法で試行錯誤せずに済むと思います
実際に、私の学生時代も、1種に合格している人は国試の学内模試で常に上位の成績でした
まとめ:武器を手に入れよう
- 就活で有利になる
- 国試対策にもつながる
以上の点から、第1種放射線取扱主任者試験の合格を目指すことは、十分に価値のあることだといえます
1種は難しそう。合格なんて無理だ
そう思うかもしれません
ですが、目標をかなえるためには困難はつきものです
困難を乗り越えれば、だれにも負けない武器を手に入れることができます
それでも、やっぱりやる気になれない、という人はぜひこちらもご覧ください
きっと、勉強を始めたくなるはずです
勉強方法については、こちらをご覧ください